中古トラックを選ぶときのポイント② 内装

外まわりに続いて、中古トラックを購入するときのチェックポイント、今回は内装編です。

快適な走行やトラックの印象を左右する重要な部分ですが、人によっては「見えないところや目立たない程度の小さな傷はどうでもいい!」という方もおられるかもしれません。しかし、乗っているときだけではなく、後に下取りなどに出す際の査定価格にも影響のある部分ですので、しっかりチェックすべきでしょう。

車内の臭い

長時間運転することの多いトラックですから、車内の臭いはとても重要。嫌な臭いがたちこめているトラックは敬遠したいものです。

臭いの原因としてよくあるのは、灰皿に残ったタバコの灰や、シートに染み付いた汚れ。
これらは、納車前のクリーニングで解消されるケースもよくあるので、現車確認の内装チェックの際に車内の臭いも確認し、臭いがある場合は販売店と話し合いましょう。

シートの汚れ・シミ

上にも書きましたが、シートの汚れやシミは単に見た目が悪いだけではなく、悪臭の原因になったりします。
これも、内装チェックの際にしっかりとチェックし、納車前のクリーニングで何とかしてもらうように販売店と交渉しましょう。

エアコンの臭いや効き具合

エアコンの動作チェックは、エンジンや電装系のコンディションを簡単に確認できるチェックポイントでもあります。季節を問わず内装確認の際には冷房・暖房の両機能を確認しましょう。

エアコンの効きが悪い場合はガス漏れやラジエーターのトラブルが考えられるので、販売店に修理を依頼しましょう。また、臭いはエアコン内部のカビが原因のことも多く、これも納車前のクリーニングで解決してもらうように交渉すべきです。エアコンは、納車後の居住性に大きく影響するものですから重要なチェックポイントです。

各種スイッチや表示灯・警告灯の動作確認

カーナビやETCなどが装備されている場合は内装確認の際に必ず正常に作動するかの確認をしましょう。また電装系自体に問題がない場合でも、摩耗などで起動スイッチの接触不良が発生する場合もありますので、各種スイッチ類のON・OFFもチェック。

また、トラックのメーターパネル内には30前後の表示灯や警告灯が装あります。これらはトラックの機能の状況やトラブルの有無を知らせる重要な存在ですので、必ず確認すべきチェックポイントだと言えます。 エンジンキーをアクセサリーの位置まで回すと各種表示灯や警告灯が点灯しますので、販売店の担当者に表示灯や警告灯が表す意味を確認しながら何度もチェックしましょう。