8月も残すところ数日となりましたが、もうしばらく暑さが続きそうですね。
夏の暑さはドライバーの体力と同じく車両も苦しめます。
暑さによって起こるトラブルの一例を紹介しますので、参考にして頂ければと思います。
キャビン内でのトラブル
キャビン内は、エンジンが掛かっていればエアコンで快適な温度にコントロールされています。
ですが、一旦エンジンを切ると、キャビン内は断熱効果が低い為、室温が一気に上昇します。
ダッシュボードやハンドルも火傷をするくらいの高温になります。
キャビン内にスプレー缶や炭酸飲料が入っている缶などが置かれている場合は、破裂する可能性があるため注意が必要です。
ライターも爆発する可能性があるので注意しましょう。
車両のトラブル
バッテリーの消耗
断熱が乏しいキャビン内は高温になりやすいと先程お話ししましたが、エンジンを掛けた直後のエアコンは、キャビン内の温度を下げるためフル稼働します。
エアコンは消費電力が高いので、フル稼働の状態が続くとバッテリーに対する負荷も大きくなり、バッテリーの消耗が激しくなります。
冷却装置のオーバーヒート
大量の熱量を発生するエンジンは、冷却装置と呼ばれるエンジンオイルとLCC(クーラント)で冷却されています。
外気温が高い日中などは冷却装置がフル稼働状態となり、その状態が続くと摩耗や劣化が進み、機能低下にもつながります。
冷却装置の機能低下はオーバーヒートを引き起こす可能性がありますので注意が必要です。
オーバーヒート起こした車両は走行が出来なくなります。
最悪の場合、エンジンブロー(エンジンが著しいダメージを受ける事)となります。
オーバーヒートを起こし走行が出来なくなってしまった場合、再始動まで数時間は必要です。
エンジンブローの場合は、エンジンのオーバーホール、又はエンジンの載せ替えなどの作業が発生するため、再始動まで長い時間が必要となります。
オーバーヒートの前兆
オーバーヒートには前兆があるため、早い段階で気付けば回避する事も可能です。
水温計の振れ方
オーバーヒート前は水温計の針が上昇します。
逆に、いつまで経っても針が全く上がって来ない場合は、クーラントが抜けている事がありますのでチェックが必要です。
アイドリング時のエンジンの回転数
エンジンに不具合が発生した際は、アイドリングも不安定になる傾向があります。
エンジン出力の低下
アクセルを踏み込んでも加速しない、回転数だけが上昇し加速しない、または回転数が上がらないという症状が出ます。
エンジンから異音が発生
エンジンが稼働している状態ではメカニカル音は発生しますが、普段とは違う金属音がする場合はエンジントラブルの可能性があります。
エンジンオイルが熱され、潤滑が上手くできず、金属が擦れあうことにより異音が発生する場合があります。
キャビン内の物によるトラブルはドライバーの注意で回避できますが、車両の状態は日々のメンテンナンスが重要です。
老朽化している車両ほど、暑さによるダメージを受けやすいです。
お客様の荷物を運搬中にこういったトラブルが起きると、通常以上に運搬に時間がかかる、もしくは運搬が不可能になってしまい、信用問題にもなりかねません。
新しい車両は、温度管理機能も向上しているため、暑さにも強いです。
ですが、新車に乗り換えるにはコストが多くかかるため、程度の良い中古車に乗り換える事でトラブルは回避できます。
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